昨日12月3日、めでたくオープンされました!
最近では珍しい、靴を脱いで畳や板間でお食事を楽しめるお店となっております。
オープンに顔を出させて頂き、青ヶ島の特産を使ったお料理を堪能してまいりました。
そして、今回のお店づくりのコンセプトは、「古民家」!
まさにその言葉通り、田舎の民家にお邪魔したような安心感があり、腰を据えてゆっくりくつろげる空間になりました。
実はこのビルの2階で「青ヶ島屋」というお店を既に営業中で、今回はその離れのような形での営業となります。
入ってすぐお目見えするのは、厚さ75ミリのケヤキを使った堂々たる出で立ちの囲炉裏です。
我々がお邪魔した時にはすでに先客の方々が囲炉裏を囲んで楽しく歓談されていました。
囲炉裏でのお食事を楽しみたい方はお早めのご来店をお勧めします。
今回のお店で使用した木材は新潟県の古くからある資料館で使用されていたもので、明治後期、約120~130年前の古材を使わせて頂きました。
さて、店名に使われている「流人」とは罪を犯して島流しの刑を受けた人のことを指します。
なぜ、そんな罪人の名前を店名に思う方もいらっしゃると思いますが、実はこの卯之助、天保の大飢饉の際、生活に苦しむ農民が立ち入り禁止地区で農作するのを、黙認しため、その罪で流人となっています。
つまり、その地域の農民にとって卯之助は生活を助けてくれた恩人のようなものなのです。
そして、その卯之助の血を継いでいらっしゃるのがなんと、こちらの店舗のお施主様です!
とても気さくな方で、空間に関しても、料理に関しても、並々ならぬこだわりをお持ちで、店内に飾られているものも、骨董価値の高い着物や鉄砲、屏風など、それだけでも楽しめるほどのお店となっております。
素晴らしいのは、内装だけではありません。
もともとはソムリエとして活躍されていたお施主様の厳選したワインと囲炉裏で焼く海の幸、山の幸は間違いなく、ここでしか味わえない味です。
その他、青ヶ島の焼酎「青酎」や季節ごとに仕入れる日本酒、青ヶ島から直送される海の幸をメインとしたお料理の数々。
どれも味だけでなく見た目も美しく美味しい夜を過ごさせて頂きました。
今は暫定メニューということでしたが、これからメニューも厳選していくとのこと。
これからの成長が楽しみです。
新宿駅から徒歩5分ほど!
今週末あたり、是非、田舎気分でゆっくりくつろげる「流人卯之助」で一杯いかがでしょうか。
流人 卯之助
新宿区西新宿7-15-15 4階
03-6908-9723