2016/02/10

これぞ職人の技!

こんにちは!
昨日に引き続いて稲見です!

最近通勤用の自転車を買ったのですが、人生初のクロスバイクを購入しました!
乗って初めて知ったのですが、サドルの高さが一般的な自転車とくらべて高いため足が地面につかないんです・・・そのため赤信号の時なんかはサドルの前正面に降りて足をつけるということをしなきゃいけないんです。。。そこにあいまって僕、短足なので難しいこと難しいこと(笑)
皆さん、なんで買ったのかと思ったと思います。かっこいいからです。東京をクロスバイクに乗って颯爽と駆けるのが憧れだったんです。(笑)何事もリサーチが大切です。あと身の丈に合ったものを使うということを身にしみました。。。。(笑)

さて、今回は前回の記事でちょこっと予告していた古材柱を現場でどうやって組み立てているの?という話をしたいと思います。

古材柱とは、古材を再利用して建てる柱のことで

上の写真の左側に建っているのが古材柱です!
今回はこの古材柱に梁を渡していく職人の技をお見せしたいと思います。

職人の名は山﨑さん。
長野県にある山崎工務店の大工さんで、山翠舎とは20年以上前から仕事をしてきた方です。厳しいながらも初心者の僕がわからないことがあれば、丁寧に教えてくれるそんな
山崎さんはみんなから兄の愛称で呼ばれています。

左手に持っているのが指矩(さしがね)と呼ばれる工具で簡単に言うと、90°直角をだす道具です。どこか線を引きたいところに直角を決めてあげれば正確な直線が引けるわけです!この指矩を使って印をつけ・・・・


切っていきます。

反対側も切っていきます。


両端を切り落としてから木の中央がわかるように墨をつけていきます。
梁の加工はここまででつぎは梁を通す部分に溝を彫っていきます。


冒頭にもでてきた古材柱に梁を渡していくのですが、この古材柱に印をつけています。



印をつけた部分にノミで彫っていくのですが、彫る部分は印があるのですがどれくらいの深さで彫るのかは印がありません!どの位の深さで彫っておかないと梁が安定して渡らせることができるのか、反対側の柱まではどれくらいか、床と平行にするためにどういう風に彫っていくのか・・・・など僕の頭では考えても答えがでない長年培ってきた職人の技が見えた瞬間でした!


溝を彫り終えたところです。実は、古材というのは長年使われてきたため、木一つ一つにクセがでてくるという話を山崎さんは言っていました。そのクセも加味しながら組み合わせていると言います。奥が深すぎます・・・笑


さていよいよ梁を渡らせていきます!!!!


見事に梁が渡りました!!!
もともと先に渡らせていた梁との高さ、床と梁の平行さ完璧です・・・・・・・・
お客様もこの後来て、「かっこいいなー!やっぱり古材柱が建つと存在感がすごい」と言っていました。

このように古材を使っていくうえで、職人さんの技というのは欠かせないのです。職人の技が光ったところまた今度載せたいと思います!!!!


Start typing and press Enter to search